最近、
「歌うとすぐに声が枯れてしまう。」
「声が通りにくくて、大きな声を出してもとどかない。」
とお悩みの生徒さんが何名かいらっしゃいます。
生徒さんのお声を聴いていて分かったのは、
歌っている時、息が漏れていること。
歌声に息を入れる、いわゆる息漏れ声は、
ボーカルテクニックとして有効ですし、
メジャーなボーカリストさんは、それぞれ独自の息漏れ具合で、
個性を出している部分もあります。
私は、このアーティストさんは
息30%くらいだなとか、
息50%くらい、などと
楽曲によって息を混ぜる量を調整して歌ったりします。
でも、生徒さんのお声を聴いていると、そうではなくて、
コントロールできない状態。
しかも、息が勝手に漏れてしまう状態です。
その原因は、
「声帯をきちんと閉じることができない」
ということです。
なぜ声帯をきちんと閉じることができないのかというと、
声帯の合わせを調整する声帯周りの筋肉が弱いからです。
声帯がきちんと閉鎖できず、常に息が漏れてしまうと、
声帯に負担がかかり、すぐに枯れてしまったり、
歌っていても息が続かないという状態が起こります。
レッスンでは、声帯の周りの筋肉を鍛えるトレーニングや、
声帯を閉鎖する感覚を覚えるためのトレーニングなどをしていきます。
ただ、生徒さん達にお話を伺っていると、
自分の声が息が漏れているのかどうか?
ということが、いまいちご自身で確認できないようなのです。
ですので、
「すぐに声が枯れる。」
「息が続かない。」
「声が遠くに通らない。」
などでお困りの方は、ボイストレーニングを受けてみられて、
確認していただくのがよいでしょう。
先生もいろいろですので、難しいところですが(笑)。
よろしければ、体験レッスンへどうぞ。
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